千葉県松戸市の人気レストラン「レッドロブスター新松戸店」において、食事をした客10名が下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴える事案が発生しました。冬場に流行しやすいノロウイルスが検出されており、特に生ものを扱う飲食店での衛生管理が改めて問われる事態となっています。この記事では、今回の食中毒が発生した背景や原因、行政による処分の内容、そして私たちが生がきを食べる際に気をつけるべき具体的な対策について、最新情報を基に詳しく解説します。
【この記事の要点】
- 松戸市の飲食店で食事をした計10名がノロウイルスによる食中毒を発症し、5名が通院した
- 店舗の在庫として保管されていた「生がき」からウイルスが検出され、これが直接の原因とされた
- 千葉県は該当店舗に対して1月30日から2日間の営業停止処分を下し、再発防止を命じている
- 調理担当の従業員1名からもウイルスが検出されており、二次感染の拡大防止も急務となっている
1. 概要(何が起きたか)
2026年1月30日、千葉県は松戸市幸谷にある「レッドロブスター新松戸店」で食中毒が発生したことを公表しました。1月中旬に同店を利用した複数のグループから、相次いで消化器系の不調を訴える連絡があり、保健所が調査を開始。その結果、患者の便および店舗で提供されていた食材からノロウイルスが検出されました。発症者は10名に及びますが、幸いなことに全員が軽症で、現在は回復に向かっているとのことです。
2. 発生の背景・原因
今回の原因は、同店で提供されていた「生がき」であるとみられています。保健所の詳細な検査により、提供済みだけでなく在庫として保管されていた生がき自体からノロウイルスが検出されたことが大きな決め手となっています。生がきはプランクトンを摂取する際に海水中のウイルスを取り込み、体内で濃縮してしまう性質があるため、冬の時期は特に汚染のリスクが高まることが知られており、今回の事例もその影響を強く受けたものと考えられます。
3. 関係者の動向・コメント
店舗を運営する運営側は、行政処分を真摯に受け止め、即座に営業を停止しました。調理に携わった従業員1名からもノロウイルスが検出されていることから、食材の汚染だけでなく、調理過程における衛生管理体制についても改めて確認が進められています。店舗側は利用客への謝罪とともに、保健所の指導に従って店内の徹底した消毒や清掃を実施し、従業員の健康チェックと手洗いの徹底を再教育する方針を示しています。
4. 被害状況や影響規模
被害に遭ったのは16歳から59歳までの男女10名で、5つの異なるグループに分かれています。利用日は1月13日から19日にかけての約1週間で、同じ期間に生がきを食べた客に被害が集中しました。このうち5名が医療機関を受診しましたが、入院が必要なほどの重症者は出ていません。しかし、広範囲の年齢層にわたって発症者が出ていることから、供給された食材ロットそのものが広く汚染されていた可能性も否定できません。
5. 行政・各国の対応
松戸保健所は、今回の事案を同店の食事が原因であると断定し、1月30日から2日間の営業停止処分を言い渡しました。千葉県衛生指導課は、ノロウイルスが猛威を振るう季節であることから、近隣の飲食店に対しても注意喚起を行っています。また、原因となった生がきの仕入れルートを遡り、生産地や流通段階で汚染がなかったかどうかの調査も進められており、広域的な被害拡大を防ぐための体制が敷かれています。
6. 専門家の見解と注意点
食品衛生の専門家は、「ノロウイルスは極めて微量でも発症し、感染力が非常に強い」と警鐘を鳴らしています。生がきなどの二枚貝は、中心部まで85度から90度で90秒間以上加熱することでウイルスを死滅させることができますが、生食の場合はそのリスクを完全にゼロにするのは困難です。体調が優れない時や免疫力が低下している時は生食を避けること、また調理器具は塩素系漂白剤などで適切に消毒することが、家庭内での二次感染を防ぐ鍵となります。
7. 世間の反応(SNSの声など)
SNS上では、「有名チェーン店なので安心して利用していたが驚いた」という戸惑いの声が多く見られます。一方で、「この時期の生がきは当たりやすいから覚悟して食べるべき」といった冷静な意見や、「従業員からも検出されたということは、手洗いや消毒の管理が甘かったのではないか」という厳しい指摘も上がっています。地元の利用者からは、お気に入りのお店であるだけに、迅速な再発防止と営業再開を期待するコメントも寄せられています。
8. 今後の見通し
営業停止処分の期間終了後も、店舗が営業を再開するためには保健所による衛生状況の最終確認が必要です。また、今回の不祥事により低下したブランドイメージの回復には、徹底した情報公開と再発防止策の提示が不可欠となるでしょう。冬のノロウイルス流行期はまだ続くため、他の飲食店においても生鮮食品の取り扱い基準の厳格化が進むと見られ、業界全体で食の安全に対する意識が改めて高まる契機になると予想されます。
9. FAQ
Q1: ノロウイルスの潜伏期間はどのくらいですか?
A1: 一般的に12時間〜48時間とされています。激しい嘔吐や下痢、発熱を引き起こすのが特徴で、発症した場合は早めに医療機関を受診してください。
Q2: 生がきを食べた後に体調が悪くなったらどうすればいいですか?
A2: まずは脱水症状を防ぐために水分を摂取し、無理に下剤で止めようとせず、医師の診察を受けてください。保健所に連絡することで被害の拡大を防ぐことができます。
Q3: 加熱すればノロウイルスは防げますか?
A3: はい、中心部までしっかりと加熱(85〜90℃で90秒以上)することで死滅します。生食用ではなく加熱用の貝は、必ず十分に火を通してから食べるようにしてください。
10. まとめ
レッドロブスター新松戸店での食中毒は、生がきが原因とみられています。冬場は特にリスクが高まるため、体調管理と食材の選択には十分注意し、手洗いの徹底や調理器具の消毒など身近な対策を意識的に行いながら、安心・安全に外食や旬の味覚を楽しみましょう。


