回転ずしチェーンの「くら寿司」で、レーンに流れるすしを素手で触ったり、しょうゆ差しから直飲みする迷惑行為が撮影され、その動画がSNS上で拡散され話題になっています。
実行者はすでに特定され、同社は警察と連携しながら厳正な対処を進めているとのこと。なぜこのような迷惑動画が後を絶たないのでしょうか?あなたも気になりませんか?
店舗で撮影された迷惑動画の実態
今回の迷惑行為が発生したのは、山形市にある「くら寿司 山形南館店」。来店客がレーン上に流れるすしを素手で触る様子や、卓上にあるしょうゆ差しから直接しょうゆを飲む様子などが動画に収められており、SNS上で拡散され大きな反響を呼びました。
これを受けて、くら寿司は動画投稿に気づいた時点で対象店舗を特定し、レーンに流れていたすしをすべて廃棄・入れ替えるなどの緊急対応を実施しました。
くら寿司の衛生管理体制と迅速な対応
くら寿司では、普段から「回転レーンの衛生対策」として、寿司カバーや個別の注文システムを導入しており、今回も動画の確認直後に対象商品をすべて処分しています。また、しょうゆ差しなどの卓上調味料についても、客が入れ替わるたびに交換・消毒しているとのことです。
同社は「非常に残念な行為。厳正に対処し、今後も安心・安全な食事空間の提供に努めたい」とコメントしています。
過去にも繰り返される“迷惑動画”問題
飲食店での迷惑行為をSNSに投稿する事例はこれまでもたびたび報告されており、2023年にも複数の回転ずしチェーンで「醤油差しの直飲み」「他人の注文品にいたずら」などが問題視されてきました。
当時も多くのチェーンが法的措置や損害賠償を視野に入れた対応を行っており、今回のくら寿司の件もそれに類する行為といえます。
動画に映った様子とその拡散スピード
拡散された動画には、数人の若者と見られるグループがテーブル席に着席しながら、レーン上のすしに触れる、しょうゆを直接飲むといった行為を行っている様子が映っています。
特にSNS上では、その不衛生さに加えて“動画を撮って投稿する”という軽率さに対して非難が集中しています。動画は瞬く間に拡散され、1日で数十万回再生されたとも言われています。
くら寿司の今後の対応と課題
現在、実行者は特定済みで、警察との連携を進めながら法的措置も視野に入れて対応を進めているとのことです。また、今後さらにレーンの防犯カメラや衛生ガイドラインの強化、スタッフによる監視体制の見直しも検討される可能性があります。
SNS上の反応:「またか…」という声が続出
X(旧Twitter)やTikTokでは「また回転ずしでこんなことが」「厳しく罰するべき」「家族連れが安心して行けなくなる」といった声が多く投稿されています。
一方で「くら寿司の対応が早くて良かった」「消毒してるのは安心した」と、企業側の姿勢を評価する声も少なくありませんでした。
回転ずし業界全体の信頼回復へ向けて
今回のような迷惑動画の投稿は、チェーン全体のイメージに悪影響を及ぼすため、今後も業界全体での連携が必要となるでしょう。再発防止のためには、顧客のモラル教育とともに、ITやAI技術を活用した監視体制の導入も期待されます。
・くら寿司山形南館店で迷惑行為が発生
・すしを素手で触る、しょうゆ差しから直飲み
・店舗と実行者はすでに特定済み
・SNSで動画が拡散、批判殺到
・警察と連携して厳正に対処中
Q1. くら寿司は普段から衛生管理している?
A1. はい。来客ごとに調味料の交換・消毒を行い、レーンの商品にもカバーを設けるなど対策をしています。
Q2. 今回の動画の実行者は逮捕された?
A2. 現在のところ逮捕報道はありませんが、警察と連携して法的措置を含む対応を進めています。
Q3. 他の回転ずしでも似たような事件があった?
A3. はい。2023年にも類似の“すしテロ”が問題化し、業界全体の課題となっています。
くら寿司で再び迷惑行為が発生し、SNSを通じて社会問題化しています。企業は衛生対策を強化しつつも、根本的な“迷惑行為を面白がる”風潮にどう対抗するかが今後の課題です。私たち利用者も、公共の場でのモラルやマナーについて、改めて見つめ直す必要があるのではないでしょうか。