家庭でできる食中毒予防の6つのポイント|原因菌を「つけない・増やさない・やっつける」徹底解説

スーツ姿の大人たちに囲まれながら、カワウソが和食テーブルで食の安全を指導しているイラスト
腹痛、下痢、おう吐──突然襲ってくるこれらの症状の原因は「食中毒」かもしれない。食中毒は飲食店だけでなく、家庭でも頻繁に発生している。厚生労働省の統計では家庭での発生は全体の約1割とされるが、軽症で見過ごされるケースも多く、実際はもっと多いと推測される。食中毒予防の鍵は「つけない・増やさない・やっつける」の3原則。この記事では、買い物から調理、食事、保存まで、家庭でできる食中毒予防の6つのポイントを、原因菌の特性とともに詳しく解説する。
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家庭での食中毒を防ぐ6つのポイント 買い物から食事まで徹底対策

■ 食中毒予防6つのポイント概要
段階 主な対策内容
①買い物 消費期限確認、生鮮食品は最後に購入、肉・魚は分けてビニール袋へ、寄り道せず帰宅
②家庭での保存 すぐに冷蔵庫保管、冷蔵庫10℃以下・冷凍庫-15℃以下、詰めすぎない、肉汁の付着防止
③下準備 石けんで手洗い、野菜は流水で洗浄、まな板・包丁の使い分け、冷凍食品は冷蔵庫で解凍
④調理 調理前の手洗い、肉・魚は中心部75℃で1分以上加熱
⑤食事 食前の手洗い、清潔な食器使用、作った料理は長時間室温放置しない
⑥残った食品 扱う前の手洗い、清潔な容器で保存、再加熱は十分に、時間経過したものは廃棄
基本原則 細菌・ウイルスを「つけない・増やさない・やっつける」

「つけない・増やさない・やっつける」食中毒予防の3原則と実践方法

食中毒予防の基本は、原因となる細菌やウイルスへの3段階のアプローチである。細菌の場合は「つけない」「増やさない」「やっつける」、ウイルスの場合はこれに「持ち込まない」「ひろげない」を加えた対策が必要となる。これらの原則を理解し、日常の調理プロセスに組み込むことが、家庭での食中毒予防の鍵となる。

**「つけない」= 洗う・分ける** 食中毒菌やウイルスを食品に付着させないことが第一の防御線だ。人の手には常にさまざまな雑菌が付着しており、調理を始める前、生の肉や魚・卵を扱う前後、トイレの後、おむつ交換や動物に触れた後、そして食事の前には必ず石けんで手を洗う必要がある。指の間や爪の中まで、正しい方法で洗うことが重要だ。

また、生の肉や魚を切ったまな板から、加熱しないで食べる野菜へ菌が移らないよう、使用の都度きれいに洗い、できれば殺菌する。理想的には、肉用・魚用・野菜用とまな板を使い分けることだ。焼肉の際には、生肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸を別にするのも効果的である。食品保管時も、密封容器やラップで他の食品からの菌の付着を防ぐ。

**「増やさない」= 低温保存** 細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になるが、10℃以下では増殖速度が遅くなり、マイナス15℃以下では増殖が停止する。この特性を利用し、肉や魚などの生鮮食品やお総菜は、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れることが重要だ。ただし、冷蔵庫に入れても細菌はゆっくりと増殖するため、冷蔵庫を過信せず早めに食べることが大切である。

冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保ち、詰めすぎないようにする。詰めすぎると冷気の循環が悪くなり、冷却効率が低下するからだ。夏場の気温が高い時期は特に、買い物後の寄り道を避け、生鮮食品が常温に置かれる時間を最小限にすることが求められる。

**「やっつける」= 加熱処理** ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅する。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全性が高まる。特に肉料理は中心部まで十分に加熱することが重要で、中心部を75℃で1分以上加熱することが目安となる。見た目だけでは判断できないため、厚みのある肉などは調理用温度計の使用も検討したい。

ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも細菌やウイルスが付着する。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから熱湯をかけて殺菌する。台所用殺菌剤の使用も効果的だ。使用後のふきんやタオルは熱湯で煮沸した後、しっかり乾燥させることで、細菌の増殖を防げる。

**ウイルスの場合は「持ち込まない」「ひろげない」も重要** ノロウイルスなどのウイルスによる食中毒は、調理者自身が感染源となるケースが多い。日頃から健康管理を徹底し、おう吐や下痢の症状がある場合は調理を行わないことが基本だ。また、万が一ウイルスが調理場に持ち込まれても、こまめな手洗いと調理器具の定期的な消毒・清掃により、食品への付着を防ぐことができる。

買い物から保存まで 家庭での食中毒予防6ステップ詳細解説

**ステップ1:買い物での注意点** 食中毒予防は、スーパーでの買い物から始まっている。まず、消費期限や賞味期限を必ず確認する習慣をつけよう。肉や魚などの生鮮食品、冷凍食品は買い物の最後に購入し、常温に置かれる時間を短くする。肉や魚はドリップ(汁)が他の食品に付かないよう、個別にビニール袋に入れる。これだけで、他の食品への交差汚染リスクを大幅に減らせる。

買い物後は寄り道をせず、まっすぐ帰宅する。特に夏場は車内温度が上昇しやすく、トランクに入れた食品の温度も上がってしまう。可能であれば保冷バッグを使用し、長時間の移動が必要な場合は保冷剤を活用するとよい。

**ステップ2:家庭での保存方法** 帰宅したら、冷蔵や冷凍が必要な食品はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管する。「後で片付けよう」と常温に放置すると、その間に細菌が増殖してしまう。肉や魚はビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫内で他の食品に肉汁などがかからないようにする。特に、下の段に置くことで、万が一汁が漏れても他の食品を汚染しない。

肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指を洗う。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つことが推奨される。冷蔵庫や冷凍庫に食品を詰めすぎないことも重要で、目安は容量の7割程度である。詰めすぎると冷気の循環が悪くなり、適切な温度が保てなくなる。

**ステップ3:下準備での衛生管理** 調理の下準備段階は、食中毒予防において最も重要なプロセスの一つだ。まず調理前には石けんで丁寧に手を洗う。野菜などの食材は流水できれいに洗い、カット野菜も「洗浄済み」と表示されていてもよく洗うことが推奨される。

生肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べるものや、すでに調理済みのものにかからないよう注意する。生肉や魚、卵を触ったら必ず手を洗う。これは「交差汚染」を防ぐための基本動作である。

安全のため、包丁やまな板は肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて使い分けるのが理想的だ。難しい場合は、加熱しないで食べるものを先に処理し、その後で肉や魚を扱うという順序を守るだけでもリスクは下がる。

冷凍食品の解凍は、冷蔵庫や電子レンジを利用し、室温での自然解凍は避ける。自然解凍では表面温度が上昇し、細菌が増殖する可能性があるからだ。冷凍食品は使う分だけ解凍し、一度解凍したものを再び冷凍することは避ける。

使用後のふきんやタオルは熱湯で煮沸した後、しっかり乾燥させる。使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌する。特に生肉や魚を切ったまな板や包丁は念入りに。台所用漂白剤の使用も効果的だ。

**ステップ4:調理時の加熱徹底** 調理前にも必ず手を洗う。そして最も重要なのが、肉や魚の十分な加熱である。中心部を75℃で1分間以上加熱することが目安とされる。ハンバーグや鶏肉など、厚みのある肉料理は特に注意が必要だ。表面が焼けていても、中心部が生焼けということがある。

加熱が不十分だと、O157やカンピロバクターなどの食中毒菌が生き残り、食中毒を引き起こす可能性がある。「中まで火が通ったか不安」と感じたら、切って確認するか、もう少し加熱時間を延ばすことをお勧めする。

**ステップ5:食事での注意** 食べる前には石けんで手を洗う。清潔な食器を使用し、作った料理は長時間室温に放置しない。特に夏場は、調理後2時間以内に食べきるか、冷蔵庫で保存することが望ましい。食卓に並べたまま長時間放置すると、細菌が増殖する可能性がある。

**ステップ6:残った食品の扱い方** 残った食品を扱う前にも手を洗い、清潔な容器に保存する。温め直すときも十分に加熱する。時間が経ちすぎたものや、少しでもあやしいと思ったものは、もったいないと感じても思い切って捨てることが大切だ。「まだ食べられるかも」という判断が、食中毒のリスクを高める。

⚠️ 食中毒予防の流れ

STEP 1
買い物
消費期限確認
生鮮食品は最後に
STEP 2
保存
すぐ冷蔵庫へ
10℃以下維持
STEP 3
下準備
手洗い・洗浄
交差汚染防止
STEP 4
調理
中心75℃
1分以上加熱
STEP 5
食事
手洗い
室温放置NG
STEP 6
残り物
清潔保存
十分再加熱

知っておきたい食中毒の主な原因菌とウイルス 特徴と予防策

食中毒の原因は主に「細菌」と「ウイルス」である。細菌は温度や湿度などの条件が整うと食べ物の中で増殖し、ウイルスは食べ物を通じて体内に入り、人の腸管内で増殖する。令和6年の統計では、病因物質別の患者数でノロウイルスが60.8%と最も多く、次いでウェルシュ菌13.3%、カンピロバクター8.4%となっている。

■ 主な食中毒原因菌・ウイルスの特徴
原因菌・ウイルス 主な感染源 主な症状 予防のポイント
腸管出血性大腸菌
(O157、O111等)
牛・豚などの食肉
生食・加熱不足
腹痛、水様下痢
出血性下痢
重症化で死亡例も
十分な加熱
75℃1分以上
カンピロバクター 鶏肉(生・加熱不足)
牛・豚肉
吐き気、腹痛
水様下痢
発熱、頭痛
鶏肉は特に注意
中心まで加熱
サルモネラ属菌 食肉、卵
ペット、ネズミ
半日〜2日後
激しい胃腸炎
おう吐、腹痛、下痢
卵・肉の加熱
ペット後の手洗い
ウエルシュ菌 カレー、煮魚
煮込み料理
6〜18時間後
下痢、腹痛
速やかな冷却
室温放置NG
再加熱は十分に
黄色ブドウ球菌 人の手指の傷
化膿した傷口
3時間前後
急激なおう吐
吐き気、下痢
手指の傷は要注意
素手で食品に触らない
セレウス菌 穀類、豆類
チャーハン等
おう吐型:1〜5時間
下痢型:8〜16時間
熱に強い
菌を増やさない
ノロウイルス 二枚貝(カキ等)
感染者からの二次感染
おう吐、下痢
腹痛
加熱(85℃1分以上)
手洗い徹底
健康管理
アニサキス
(寄生虫)
サバ、アジ、サンマ
イカ、サケなど
激しい腹痛
吐き気、おう吐
目視で確認・除去
冷凍(-20℃24時間)
加熱(70℃以上)

細菌性食中毒は夏場、ウイルス性は冬場に多発 季節別の注意点

食中毒は1年中発生するが、原因によって流行時期が異なる。細菌が原因となる食中毒は、気温が高くなり湿度も上がる梅雨時から夏場(6月から8月)に多く発生する。O157やO111などの腸管出血性大腸菌は、7℃から8℃で増殖し始め、35℃から40℃で最も活発に増殖する。

一方、ウイルスが原因となる食中毒は冬場(11月から3月)に多く発生する。代表的なノロウイルスは低温や乾燥した環境で長く生存し、調理者から食品を介して感染するケースが多い。ノロウイルスによる食中毒は大規模化しやすく、年間の食中毒患者数の4割以上を占めている。

このほか、毒キノコやフグなどの「自然毒」、アニサキスなどの「寄生虫」も食中毒の原因となる。特にアニサキスは近年発生が増加しており、生の魚介類を食べる際には注意が必要だ。新鮮な魚を選び、目視で確認して寄生虫を取り除くか、冷凍または加熱することで予防できる。

台所に潜む食中毒の危険スポット 見えない菌はどこにいる?

食中毒の原因となる細菌やウイルスは目に見えないため、どこにいるか分からない。しかし、台所の特定の場所には細菌が付着・増殖しやすい、あるいはウイルスが付着しやすいことが分かっている。

**高リスクスポット** 食器用スポンジとふきんは、最も細菌が繁殖しやすい場所の一つだ。常に湿っていて栄養分も豊富なため、細菌にとって理想的な環境となる。使用後はしっかり洗い、水気を切って乾燥させることが重要だ。定期的に熱湯消毒や漂白剤で殺菌し、こまめに交換する。

まな板も細菌が付着しやすい。特に木製のまな板は傷がつきやすく、その傷の中に細菌が入り込む。使用後は洗剤でよく洗い、熱湯をかけるか漂白剤で殺菌する。可能であればプラスチック製のまな板を使用し、肉用・魚用・野菜用と使い分けるのが理想的だ。

シンクは、さまざまな食材や調理器具が触れる場所であり、細菌やウイルスが集まりやすい。毎日の清掃と、定期的な殺菌が必要だ。排水口のゴミ受けも細菌の温床となるため、こまめに清掃する。 手拭き用タオルも要注意だ。複数の人が使うため、誰かの手に付いていた菌が他の人に移る可能性がある。頻繁に交換し、清潔に保つことが大切だ。

そして最も重要なのが「人の手」である。いろいろな物に触れる手には、常に細菌やウイルスが付着している可能性がある。手を洗わずに食材や食器を触ると、手を介して細菌やウイルスが広がってしまう。こまめな手洗いが食中毒予防の基本中の基本である。

FAQ:食中毒予防に関するよくある質問

Q1. 食中毒かなと思ったらどうすればいいですか?

A. おう吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応です。医師の診断を受けずに、市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないようにし、早めに医師の診断を受けましょう。特に高熱や血便がある場合、症状が重い場合、乳幼児や高齢者の場合は、すぐに医療機関を受診してください。

Q2. 冷蔵庫に入れておけば食中毒菌は増えませんか?

A. 冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖します。冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保ち、詰めすぎないようにしましょう。また、冷蔵保存していても消費期限を守り、時間が経ちすぎたものは食べずに廃棄してください。

Q3. 加熱すればすべての食中毒菌は死滅しますか?

A. ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますが、一部の細菌(セレウス菌など)は熱に強い芽胞を作り、通常の加熱では死滅しません。また、黄色ブドウ球菌が作る毒素は熱に強く、加熱しても分解されません。そのため、「つけない」「増やさない」も併せて実践することが重要です。基本的には中心部を75℃で1分以上加熱することを心がけてください。

Q4. まな板は木製とプラスチック製、どちらが衛生的ですか?

A. プラスチック製のまな板の方が、傷がつきにくく、熱湯消毒や漂白剤での殺菌がしやすいため、衛生的に使いやすいとされています。木製のまな板は傷がつきやすく、その傷の中に細菌が入り込む可能性があります。どちらを使う場合も、使用後はよく洗い、熱湯消毒または漂白剤で殺菌し、しっかり乾燥させることが大切です。

Q5. カット野菜は洗わずに使っても大丈夫ですか?

A. カット野菜も流水でよく洗ってから使うことが推奨されます。「洗浄済み」と表示されていても、流通過程での汚染の可能性や、開封後の時間経過による菌の増殖も考えられます。一手間かかりますが、安全のために洗ってから使用しましょう。

Q6. 手洗いはどのくらい時間をかけるべきですか?

A. 石けんを使って、指の間、爪の中、手首まで、最低30秒以上かけて洗いましょう。正しい手洗いの手順は、(1)流水で手を濡らす、(2)石けんをつけ手のひらをこする、(3)手の甲をこする、(4)指先・爪の間を念入りにこする、(5)指の間を洗う、(6)親指と手のひらをねじり洗いする、(7)手首を洗う、という流れです。二度洗いするとさらに効果的です。

Q7. 家庭での食中毒はどのくらい発生していますか?

A. 厚生労働省の統計では、家庭での食中毒の発生件数は全体の約1割となっていますが、症状が軽かったり、家族全員に症状が出なかったりする場合は食中毒と認識されないため、実際にはもっと多く発生していると推測されます。家庭にも食中毒の危険は潜んでいるため、日頃からの予防対策が重要です。

■ 食中毒予防対策まとめ
項目 詳細
基本原則 細菌:「つけない・増やさない・やっつける」
ウイルス:「持ち込まない・ひろげない・つけない・やっつける」
6つのポイント 買い物→保存→下準備→調理→食事→残り物の各段階での対策
主な原因 細菌(夏場に多発):O157、カンピロバクター、サルモネラ等
ウイルス(冬場に多発):ノロウイルスなど
その他:寄生虫(アニサキス)、自然毒など
重要な手洗い 調理前後、生肉・魚・卵を触った後、トイレの後
おむつ交換・動物に触れた後、食事前、残り物を扱う前
加熱の目安 肉・魚の中心部を75℃で1分以上
ノロウイルス対策は85℃で1分以上
保存温度 冷蔵庫:10℃以下、冷凍庫:-15℃以下
詰めすぎない(容量の7割程度)
危険スポット スポンジ、ふきん、まな板、シンク、手拭きタオル、人の手

家庭での食中毒予防は「見えない敵」との戦い 日々の小さな習慣が命を守る

食中毒予防は、目に見えない細菌やウイルスとの戦いである。しかし、その戦いは決して難しいものではない。「つけない・増やさない・やっつける」という3原則、そして買い物から食事、保存までの6つのポイントを日常の習慣として定着させることで、家庭での食中毒リスクは大幅に減らすことができる。

特に重要なのは、こまめな手洗いと十分な加熱である。手洗いは食中毒予防の基本中の基本であり、調理の各段階で適切に手を洗うことで、交差汚染を防ぐことができる。また、肉や魚の中心部まで十分に加熱することで、ほとんどの食中毒菌を死滅させることが可能だ。

家庭での食中毒は、飲食店での食中毒と違い、認識されないことが多い。軽い腹痛や下痢を「ちょっとお腹の調子が悪いだけ」と思い込み、実は食中毒だったというケースは珍しくない。だからこそ、日頃からの予防が重要なのである。

この記事で紹介した対策は、どれも特別な道具や技術を必要としない、今日からすぐに始められるものばかりだ。食材を選び、調理するのは私たち自身。家族の健康を守るため、食中毒予防の習慣を身につけ、安全な食生活を送ろう。

「つけない・増やさない・やっつける」
この3つの原則を守ることが、
家族の健康と笑顔を守る第一歩となる。

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参考情報・関連リンク

📋 本記事の出典

政府広報オンライン公式情報

「食中毒予防の原則と6つのポイント」

公開日: 2025年9月1日
発行元: 政府広報オンライン
取材協力: 厚生労働省
文責: 内閣府政府広報室

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